JISDトップ > 本校について > JISDの宝 > 第18回後編
JISDサイトマップ
English Version
German Version
本サイト外のおすすめリンク集
本校へのお問い合わせ
デュッセルドルフ日本語補習校について
父母会からのご案内
本校への編入学をお考えの方へ
行事などの思い出の写真
学校での毎日のできごとを紹介
本校についての概要
日本人学校トップページ
デュッセルドルフ日本人学校 Japanische Internationale Schule in Duesseldorf e.V.
第18回 第3回校舎増築 後編

上棟式の様子
 1992年6月に着工された増築校舎の上棟式(Richtfest)が同年11月20日12時から建築現場で盛大に行なわれました。本件は必ずしも「JISDの宝」自体には当りませんが増築時のエピソードとして紹介しておきます。
 普通ドイツで行なわれる棟上げ式は躯体工事の完了した時点で色とりどりのリボンを巻きつけた樅(もみ)の木か白樺を建物の上やクレーンの傍に固定して、またそうでない場合には棟上げ用の花環を吊り下げて祝い、施主(せしゅ)は職人達を労(ねぎら)うために規模に応じた飲食の場を設けます。何れにしても本来は内輪の会合ですがこの時は対外的な配慮も為されました。
 初めに屋外で儀式が行なわれました。三重の花環がクレーンの中ほどで止まった所で躯体工事を請け負ったビルフィンガー&ベルガー社の職人頭、バイムフォール氏による職長の上棟式詩が屋上で朗々と詠われ、最後に手にしたガラスの盃を足下に投げつけて四方八方に飛び散った煌(きらめ)く華でこの建物の多幸を祈念しました。脚韻を踏んだこの詩は多くの参会者に好評でしたのでご参考までに以下に紹介しておきます。写真はクレーンから吊り下げられた棟上げ式花環と、上棟式詩を詠うバイムフォール職人頭(左下)(和訳:岡田)
Richtspruch



Sehr geehrte Damen und Herren !
Die Feierstunde hat geschlagen,
es ruhet die geuebte Hand.
Nach harten, arbeitsreichen Tagen 
gruesst stolz der Richterkranz nun ins Land.
Mit Eifer und mit viel Bedacht
ward dieses stolze Werk vollbracht.
Schon bald wird man hier unterrichten
fuer´s Leben mit seinen Rechten und Pflichten.
Moege diese neue Schule fein, 
den Schuelern Ansporn zum Fleisse sein.

Wir duerfen heute vielen danken,
die sich fuer dieses Werk geregt,
fuer Plaene, Arbeit und Gedanken 
vom Morgen bis zum Abend spaet.

Nun lasset uns das Fest begehen 
bei Frohsinn, gutem Trank und Schmaus,
das Glas mag jetzt in Scherben gehen
und Glueck bedeuten fuer das Haus. 

 
上棟式の詩(うた)
ビルフィンガー&ベルガー社
棟梁 バイムフォール

御列席の皆々様!

祝いの時の鐘が鳴り、
熟練の手は静かに休む。
厳しき、あまたの仕事の日々を経て

棟上げの花環は今、誇らかに大地に挨拶する。
真心を籠め、大いなる配慮のもとに
この誇り高き仕事は成し遂げられた。
もう程なくこの場で授業が始まろう
権利と義務の伴いし人生に対する授業が。

この新しき学び舎は優美なれ、
学ぶ子らには勤勉への励ましなれ。

われら本日あまたの人に感謝する。
この仕事のために働いて来た人々に、
図面作りに、作業に企画にと
朝から夕べ遅くまで働いて来た人々に。

さあ祝いを始めよう
陽気に、美酒を飲み干し馳走を食し、
盃は今は粉々(こなごな)の華(はな)となれ
砕けし華はこの家の幸なれ。

校舎概観(平成13年度派遣教員 小谷将紀撮影)