第9回 小6第8回卒業記念 校歌パネル

卒業記念 校歌パネル 右側より

校門の右の新校舎の事務受付用入り口から校舎に入ると、受付コーナー前の壁に「校歌歌詞の全文字木彫り板」の長くて大きい堂々としたパネルが掛かっていて圧倒されます。
 これは1978年度の小6第8回卒業生による卒業作品です。6年生担任で美術担当でもあった児玉康宣先生ともう一人の担任の木原豊先生は生徒達と相談した結果、図工のカリキュラムの「卒業記念」の単元に基き、「将来ここに来た時に今を懐かしく思い出せる様な大きい物を残そう」というコンセプトから出発。「でっかいラターネ」とか「でっかいコンクリート像」などの案を経て、最終的には「校歌の歌詞を一人一人バラバラに木に彫って最後に一つに貼り合わせよう」と言う事になりました。 
 ハウスマイスター兼庭師のハーゼさんの援助を得て版木等を用意して貰い、約50名の生徒が正月明けから2ヶ月間、一人で4枚を目標に10cm四方の板に1字1字下書きしては彫刻等で彫るという作業を続けました。全部で220文字前後です。日本のように柔らかい版画用のシナ版やホウ版など手に入らず、硬い版木と戦いながらどの生徒も指を血豆で真っ赤にし、作業の遅い生徒は居残りしながら頑張りました。作業の早かった生徒は5枚も6枚も彫りました。こうして3月上旬全ての文字が彫り上がり、ハーゼさんの力添えで一つの作品に仕上がり、1979年3月9日の卒業式に間に合わせる事が出来たのでした。


卒業記念 校歌パネル 左側より

1978年度、小6卒業生による卒業制作をバックに、
左から木原先生、関校長、児玉先生
(本校創立十周年記念誌より)